何がしたいかわからない時に読み書きするもの

人生って何、自分は何がしたいんだっけ、あれ、仕事って何のためにするんだっけ、って思った時に読み書きする文章

双極性障害を自覚してよかったこと

2年前の秋に、「双極性障害ですね。」と言われました。30分近い面談?の末、精神科医の先生に受けた診断です。以前も書いたかもしれないのですが、私は正直波があるのは自分の性格であって、うつっぽい時ほど創作意欲がわいたりもして、病気ではなく性格だと、10年以上、思ってきました。高3の夏から、おかしいなと思うことはよくあって、自殺願望や自傷行為なども、若い時、症状がひどい時にはあったのですが、それも乗り越え、社会人になってからは、割と落ち着いていることの方が多いような気がしていたからです。

最近は妊娠前後からより落ち着いていて、というよりも、診断を受けてから、より落ち着いていて、これは、「双極性障害を自覚する」ことができたからと考えています。気分がよいときもわるいときも、毎日メモをする。ブログを書く。調子が良すぎると思ったときは逆にセーブするなど。以前であれば、何でもできる!!どんどんやるぞ!と思ったときは、一日に何個も予定を入れて、何個も目標を決めて、色々なことをやっていました。今は、そうなりそうなときは寧ろ、「あ、この波は”躁”だな。セーブした方が良いな」と思うようになりました。

妊娠後から、漢方薬以外投薬していないのですが(先生曰くこれは双極性障害の人にはなかなか特例のよう)、それでも今、2年近く、問題なく生活できています(単に長い寛解期であることも、否めないのですが)。先生に一度、「病気というよりも、性格なのではないでしょうか。今も、大丈夫ですし。病気って、本当ですかね。」と聞いたことがあります。その時先生は、

自分でコントロールできなくなれば、病気なのかな、という理解で良いと思いますよ。

と言ってくれました。私の場合は、もちろんコントロールできる範囲が今は大きいこともあり、大丈夫と思っていますが、それができなくなるときのリスクを見ているのだと、理解しました。

生活している中で、人はそれぞれどうしても苦しいなと思うことはあると思います。心療内科や精神科に行くことははばかられる人もいると思いますし、もしかしたら賛否両論あることなのかもしれません。ただ、自分でコントロールできなくて、どうしようもないなと思ったときには、専門家に話をきいてもらうだけでも、だいぶ違うのではないかと思います。そうはいっても個人の一意見なので、もし迷っている方や身近な方で心配な方がいれば、こちらの本をお勧めいたします。

www.shoeisha.co.jp

私は診断を受けてから読みましたが、大変参考になることが多かったです。家族との付き合い方、子どもとの付き合い方についても、考えさせられました。お医者さんにもよりますが、私は、まず診断していただくことで、まず自覚するということで、自分とうまく付き合うことができるようになったと思います。