何がしたいかわからない時に読み書きするもの

人生って何、自分は何がしたいんだっけ、あれ、仕事って何のためにするんだっけ、って思った時に読み書きする文章

郷土芸能、守るべくして守るもの。

本日は大船渡の郷土芸能保存に関わる方に、インタビューさせていただいた。すごく、深かった。古来から伝わってきたものを、ただ、守る。地域の中で。そこにはロジックやパッションというものではなく、ただ、守る、という固い意志があった。美しかった。私もそうだか、今の子どもたちはもっと、伝統文化や地域に伝わる郷土芸能に触れる機会が少なくなっているであろう。中でも印象深かったのが、「前向きに、守り続ける。少しでも消極的になれば、あっという間に消えてしまう」といった言葉だ。なんでもそうなのかもしれない。時代の寵児として活躍する瞬間があるようなものでも、あっという間になくなる。周りがどうであろうと、ただ、守る。そうして何十年、何百年と受け継がれてきたものには、凛とした、すがすがしく暖かい強さと美しさがあり、ただただ敬服するのみだと思った。