何がしたいかわからない時に読み書きするもの

人生って何、自分は何がしたいんだっけ、あれ、仕事って何のためにするんだっけ、って思った時に読み書きする文章

人と人とのつながりを大切に、地球環境を愛おしむ

出産を経て、自分がやりたいことがより研ぎ澄まされてきたと思う。社会的課題の解決に取り組む人を支援したいとか、環境問題を解決したいとか、芸術文化をとおしたコミュニティ支援とか、いろいろなことを言ってきたけど、最近は、この2つ。1つは、人と人とのつながりを大切にできる社会をつくる。そしてもう1つは、地球環境を愛おしむ世界である。この2つに少しでも貢献できるように、日々時間を使っている。今まで(今も)している芸術文化をとおしたコミュニティ支援は、もちろん大事だけれど、その奥にあるのは、結局人と人とが共体験をとおして深く繋がれる世界なのだなと(とはいえ真に美しい芸術文化が密接に絡み合っているけれど)。そして、地球環境を大切にすること。本当は、環境問題の解決と言えれば良いけれど、地球環境の問題に対して、科学的アプローチなどで解決を目指すことがしたいのではなく、今ある(これまであった)地球環境を大切に想う心を持つ世界、結果としてそれが持続的な行動につながる世界にアプローチしたいのである。

具体的にどのようなことを日々実践しているのか。大きく2つある。1つは、事例・エビデンスづくり。人と人とのつながりを作るには、どのような実践がよいのか、それについて研究と実地プロジェクトをとおして、知見を蓄積していく。common knowledgeとして、多くの人に活用してもらう。もう1つは、普及啓発。優しい心を持つ人を増やしていく。なぜ人と人とのつながりが大切なのかを伝えていく。そのために、コラムや書籍を執筆して、より広く人々に知ってもらう。この2つをとおして、深く、広く、人と人とが温かいリアルなつながりをつくる、それを美しいとおもう、そういったことを忘れない、そういう世界づくりに貢献したい。子どもがおばあちゃんになったとき、互いが優しく電車の席をゆずりあっているような、隣の家の人の安否を暖かく心配するような、そんな世界になっていて欲しいとおもう。この、自分のやりたいこと、というのは、自分のためであり、子どものためであり、そして直接の関わりはなくても、さみしくて困っている人のためであって欲しいと思う。1日1日を大切に、生きたい。