何がしたいかわからない時に読み書きするもの

人生って何、自分は何がしたいんだっけ、あれ、仕事って何のためにするんだっけ、って思った時に読み書きする文章

若い人が、希望を持てる世の中にしたい

何がしたいかわからない、と言いながら、私は常に何がしたいか、考え続けて生きている。希望がないわけではなく、希望を持ちながら、日々、自身をアップデートしているつもりで生きている。ところが最近、周りの若い人と話せば話すほど、みんな、何がしたいかわからないだけでなく、何がしたいかを探そうとしていない、希望を持っていない、ということが現実としてある、ということに驚愕する。最近、そういったことをいくつかのニュースでも読み、一定数の若者が希望を持っていないという社会がある、ということに愕然とした。何がしたいかと言われれば、私は若い人に希望を持ってもらう世の中にするためにできることを一つずつやっていきたい、と思った次第である。ここで驚いたいくつかのニュースを紹介したい。

日本財団18歳意識調査「第20回 –社会や国に対する意識調査-」要約版

他国と比較したときに、日本の18歳は、自分で国や社会を変えられると思っておらず、社会課題などにも関心がなく、そもそも自分を大人だとも思っていない、ということがわかる。驚く。他国と比較して、如実に違う。そして、これは(アンケートに答えるときに否定的に答えるなど)の、意思表示における文化の違いを超えている結果だと思う。また、調査の詳細版の中にある、「どのようにして国の役に立ちたいか」では、納税する、が一番で、その他の項目はこぞって低い。というか、全ての項目について、30%代を切っているのだ。

フィンランドの新内閣台湾のデジタル担当相の誕生

フィンランドの新内閣は19人のうち12人が女性、ということで、日本ではまるでイメ―ジもできない世界である。遅れに遅れているけれど、だからといって、私が政治家になろう!というような女性も出てくる気配もない。Be the Change、ということがわかっていても、なかなか、政界進出したい、と思わせるような政界ではない、という悪循環があると思われる。台湾のデジタル担当相も、「彼女の存在は私たちの希望」と台湾の人々が語る、そのフラットで多様性を包摂した生き方、考え方、働き方。日本の政治の世界にはない動き方だ。

日本人の、30代として、何が今できるのか、しなければならないのか。何がしたいのかわからないなどと、ぐちぐち言っておらずに、できることを真剣に、そして楽しくやろうと燃ゆるものを見つけた、週末である。