何がしたいかわからない時に読み書きするもの

人生って何、自分は何がしたいんだっけ、あれ、仕事って何のためにするんだっけ、って思った時に読み書きする文章

双極性障害

9月半ば、イギリス滞在中にひどい風邪をひいて、5日くらい我慢して、帰国後に内科にゆきました。薬を飲みながら、1週間休み、2週間目に入っても、なかなかよくならない(いまだに良くなりません)。9月も2週間くらい仕事をお休みしていた形だったので、仕事しなきゃ、でも苦しくて仕事できなくて、みたいな形が長引き、結果的にかなり精神的にまいってしまいました。そして10月始め、体調も悪く、かなり元気がなく、朝起きられず、夜寝られず、いい加減結構まずいな、と思い始めて。なんとなく、人生で初めて心療内科に行きました。元々精神的にかなり波がある性格なので前にカウンセリングに行ったことがあったのですが、今まですごく精神的にまいっているときも、心療内科に行ったことはなかったのです。

心療内科、結果的に行ってよかったと思います。受けた診断は、「双極性障害」。いわゆる躁うつ病という風に今までは知られてきた病気です。先生には、「どうでしょう、そう診断されてびっくりしましたか。」と言われましたが、正直自分は波が激しく、学校や会社に突発的に短中期的に行けなくなったり、ぎりぎりのところでなんとか踏ん張ってきた感があるので、どちらかというと、驚きませんでした。うつ病ではなく、躁うつ病なのである、というのもなるほどな、と思いました。今回病院に行った時の自分の状況は、今まで経験してきたすごく鬱っぽい状態とは程遠く、やる気がなく、本当に仕事が進まなくて困っていて、このままダメになる前に、という時だったのですが。先生とお話する中で、自分の生活、人生における気持ちの波を話し、先生としては典型的な双極性障害、ということだと。今は薬を処方してもらって、忙しくしすぎないように(躁を引き起こさないように)しながら、休み休み生活しています。

でも、診断から1週間くらいたって、診断で得た違和感は、結構大きいな、とも思っています。今までは、夜急に泣いたり、寝なくても仕事がずっとできたり、不安になって死にたい消えたいって思ったり、何でもできる気がして1週間ビジネスプランを書きまくって人と話しまくったり、何もしたくなくて家で寝続けてきもちわるくなっていたり、そんな自分が当たり前だったので、それが病気と診断されたということに急に違和感を覚え始めたのです。性格だから、病気じゃないんじゃないの?とか。よくネットに転がっているようなことを本当に思います。最近は家族の私の気分の波への理解もあり、仕事もわりに自分でペースを作れるところがあるので、薬も、飲む意味があるのか?正直疑問な気もしてきます。

でも今は、ひとまず薬を飲んでみつつ、自分の働き方、生き方を見直したいなと思っています。忙しくしすぎるのが好きだと思っていたのは、それは躁の時で、確かにそのあと中長期的にみると鬱がまた訪れてきていたな、と再確認できました。そういった自覚が生まれたのは、確かに診断されて良かった点だと思うのです。どういった働き方であれば、自分がやりたいこと、信じることをやりながら、より躁うつの波が小さい状態で(特に自分の場合は突発的に死にたい、みたいにならないように)生活できるのか、今年度考えて、来年度からゆっくりやっていきたいと思います。幸い今は家庭や仕事の環境に恵まれていて、5年前までの仕事や生活と比較すると落ち着いていると思います。そんな中で、今回、自身の状態を自覚できてよかったなと思います。